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  3. 症例 高齢出産後の頭痛・肩こりと子宮筋腫の手術後のケア(40代女性)

問診票より 主訴:肩こりと頭痛その他

いつ頃から、どのような症状が起きましたか?

200?年??月に高齢出産後、頭痛、耳なり、めまい等の症状がおき易くなり、CT・MRI等の検査をしたが、西洋医学的にはどこにも問題は見られない。
でも、頭痛、肩こりが続くのでお薬を書状していただいて服用しています。

現在の状態はどうですか?

初秋頃より胃の痛みが加わり、胃の調子が悪いときは頭痛もおき易く、目もしょぼしょぼしてものが見えづらくなる。

苦痛の原因について思い当たることがあれば説明してください。

高齢初産 育児ストレス

今までの治療法は? また、そこで何と診断されましたか?

薬 鍼灸 整体 指圧 カイロ マッサージ
体がかたい!

カルテ

当院にて確認したこと

右側肩関節の可動範囲が狭い。上を向こうとすると首に痛みがある。左を向こうとしてもやはり痛みがある。
この方は帝王切開での出産であり、体幹の筋力も低下している様子。 初来院日からひと月後に子宮筋腫のため手術を予定しており、それまでに少し体の調子を整えたいと希望。


施術とその経過

手術までの間

まずは、肩周りの強い緊張の緩和操作を中心に行う。次の日に筋肉痛になったそうだが、3日後の来院時には随分楽になったとのこと。
しばらくは間を置かず通院していただいた。手術の直前に来院していただいたときには、当初の状態からは右肩関節の動作も改善されて症状も緩和された。
しかし、また開腹手術を行うため、手術後は再び調子が悪くなることが予想されることから、「手術後何かあったら早めにおいでください」と伝える。


手術後に再来院

手術から約1か月後に再来院。
身体の様子を確認すると、手術の後が痛むため腹筋に力が入れられず、最初に来院したときより体幹の筋力も低下。「なんだかぼんやりした感じ」とのこと。
体幹の筋力の回復と症状の緩和のため、しばらくは週2回のペースで来院。二週間後には状態が上向いてきたため、週一回のペースに落として施術を続ける。
4か月目には月2回のペースに落として、運動を習慣づけるように指導。
6か月を過ぎた時点で体幹の筋力も次第に回復。その後は、調子が落ちたときは施術ペースを詰めたりすることもあったが、大きく調子を崩すこともなくなったことから8か月目に本件での施術を終了。


その後しばらくメンテナンス通院

その後はしばらく本人の希望もあり、月一回を基本に身体のメンテナンスとしての来院を続けることに。突然調子を崩したりすることもあったが、年々体力も増強。月一回のペースでも調子を崩すこともなくなった。メンテナンス通院は約一年半続けて、本人の希望により終了した。