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  3. 症例 腰痛 特に朝起きると腰が痛い 首の痛み(40代男性)

問診票より 主訴:慢性的な腰痛、首の痛み、肩こり

いつ頃から、どのような症状が起きましたか?

一年ほど前から腰の後ろ側(背骨つけ根)が痛み出した。日中はあまり意識しないが、朝起きると痛くて横になるのに手の支えがいる。横になり腰を丸めると楽になる。
首も痛むことがある
肩こり

現在の状態はどうですか?

腰の痛みを感じることが増えた。
立っているときに時折感じることと、座って上半身を前に傾けていると感じる。
腰全体の痛みではない。
時々手にしびれを感じる。

苦痛の原因について思い当たることがあれば説明してください。

特になし。
首を左右に傾けた際、引っかかりを覚えるようになってから。
枕をしないで寝ていたこと(寝姿勢)か、多少姿勢が悪いと言われることがある。

今までの治療法は? また、そこで何と診断されましたか?

通院はなし。

カルテ

当院にて確認したこと

ハムストリングスと脊柱起立筋の緊張が強いため前屈出来る範囲が狭い。前屈時に痛みはない。左右の回旋動作はどちらも腰に痛みがあった。
仰向けになってもらったときに腰椎部分のアーチが、施術ベッドとの間に手を差し入れることが出来るほどの隙間が空く。体幹の筋力も弱っている。
右肩の可動範囲が狭くなっており、右への回旋動作時に痛みがあった。そのことが間接的に腰痛にも悪影響を及ぼしていることが考えられた。


施術とその経過

前屈方向への可動性を回復させる操作を行う。日常生活における注意点として、

  • 就寝時の姿勢として、仰向けにこだわらない。
  • 就寝前に軽いストレッチと腹筋運動を行う。

この2点をしばらく徹底していただいた。
当初は週2回のペースでの通院で、二週間後には週1回に。次第に右肩を中心にした上半身へのアプローチも同時に行うように。このアプローチが効果的で術後の結果が随分改善された。
そのため、施術ペースを二週間に一回に緩める。6か月目の時点で症状が完全に消失。その後は月1回のメンテナンスのための通院に切り替えた。
その後は症状の再発も見られなかったため、本件での施術を終了。