1. home
  2. 症例レポート
  3. 妊娠中の肩こりと腰痛 症例レポート

30歳(女性)主婦

7月30日来院。

首回りがこって頭が重い、腰痛もあるとのこと。動作のチェックを行うと首の動作は左右の側屈時に痛みをだし、腰も左右の側屈時と左への回旋時に痛みを出していることがわかった。

妊娠4ヶ月の方のため、腹部への圧迫を避ける形での施術を行う。肩こりはその場でほぼ消失した。

話を伺うとむしろ腰痛の方が前からある症状で、これから出産を迎えるため、腰への負担が増していく事が心配ということで、週1回のペースで施術を行う。

6回の施術を行った段階で、腰痛も殆ど意識することもなくなり、上記の症状での施術を終了した。


妊娠期間はお身体のケアのチャンスです

この方は、最初来院したときはまだそれほどお腹の方も目立たず、仕事も普段通り行っているとのことでしたが、施術は慎重に軽めにおこないました。

妊娠3~4か月の方は栄養不足と運動不足という悪条件が重なることが多く、またお腹の赤ちゃんが大きくなるにつれて腰への負担が増して、普段の状態では腰痛など無かった方でも症状がはっきり現れます。普段では「ちょっと調子が悪いかな?」と思うくらいの状態でも発症します。肩・腰の状態などを良くしておくに越したことはありません。早めにチェックを兼ねて施術をお受けになることをお勧めします。

また、妊娠期間の約10ヶ月はご自分の身体のことを見つめられる良い機会です。この期間に、出産後急激に増えていく赤ちゃんの体重を支えるだけの身体を作らなければなりません。おなかの赤ちゃんを育むとともにお身体のケアを行うことを勧めます。